ID:lp3-jL-A-9 (・∀・)ｲｲ!! (50)

「ほんとのほんとのほんとのほんとにモリタポ?」#52354で「はい」と答えた方への質問でした。

更にそこから、広大な神殿の中を引き返していったのだが、
神殿内の地図を書き記しておいた君にとって、その道程は困難と呼べる代物ではなかった。
また、神殿内の魔物は魔王が倒された事によって既に四散しており、戦闘が全く無かった事も君に幸いした。

男はひどく衰弱していたので、君は神殿の探索中に見つけた水源に彼を案内し、彼の喉を潤して体を洗い清めた。
また、君の残り僅かな食料を分け与え、戦利品の中から彼の地位(もっとも、彼の言う事が真実であればだが…)に相応しい服を与えた。

改めて見ると、男は君が思っていたよりもはるかに若く、精悍な顔立ちをしていた。
若いと言っても40歳半ば前後だろうが、当初は老人かと見紛うばかりの姿だったため、君は驚きを隠せなかった。
そんな君の様子を見て、男は口を開いた。

「始めから、この身なりであれば良かったのだが…。
あの様な姿を見られるのは、聖職者として恥ずべき事なんだ。
…ああ、そう言えばまだ自己紹介をしていなかったな。
私の名はデニス。先程も言ったと思うが、イシュタルの副司祭として神に仕えている。
君の行った尊い行為には、本当に感謝しているよ。
さあ、私はもう大丈夫だ。そろそろここを後にしよう。
…正直に言って、ここに長居はしたくないのでね。」

神殿を後にした君達は、飢えと疲労に耐えながら、何とか最寄の村へ辿り着いた。
そこで戦利品の一部を売り、その金で食料を買い込み、陸路で教皇国イシュタルへと向かった。
魔王が倒された事は、神殿の外にも影響を与えていたようで、
道中の村の酒場では「最近、強力な魔物が現れなくなった」などの噂話が流れていた。

11日後の夕暮れ時に、君達はイシュタル近辺の村まで到達した。
今日はこの村に泊まって明日の朝に出発すれば、昼過ぎから夕暮れ前にはイシュタルに着くだろう。
当初は陸路での旅の勝手が分からず、正直に言って足手まといだったデニスだったが、
イシュタル以外の文化や生活に触れる事が楽しいらしく、旅慣れてきた事もあり、嬉々とした足取りで宿の手配を終わらせてきた。
デニスの職業柄、彼と酒を飲み交わす事が出来ないのがいささか残念ではあるが、それは仕方の無い事だろう。

(追記欄に続きます)

2	イシュタルに向かい、司祭と会う	173	(37.9%)
3	イシュタルに向かい、デニスを探す	61	(13.4%)
4	神殿へと引き返し、大広間の祭壇をもう一度調べる	63	(13.8%)
5	神殿へと引き返し、デニスを探す	15	(3.3%)
6	神殿へと引き返し、魔王モリターポのアミュレットを取りに行く	49	(10.7%)
7	はい*	93	(20.4%)
1	任意	2	(0.4%)
無視		0

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