- 21 :名無しさん 24/05/30 11:22 ID:Dqvc,BiWH2 (・∀・)イイ!! (0)
- >>20
アンケートサイトにおいて、一部の利用者が複数のアカウントを使用してアンケート結果を操作する行為は、データの信頼性を著しく損なう重大な問題です。この問題に対し、>>20さんは「配当を配るよりもコメント欄にくわしい予想や面白い感想を書いた人にモリタポをあげる方が建設的」として、選択肢形式(予め用意した選択肢を選ばせる形式)よりも自由記述形式のアンケートのほうが望ましいとの考えを述べられています。しかし、自由記述形式でも、生成系AIを利用すれば、このレスのように容易に多様な回答を生成できるため、複数アカウント対策としてはあまり有効ではないと考えます。
まず、選択肢形式のアンケートでは、各選択肢に対する回答のパターンが限定されているため、不正行為を検知しやすいという利点があります。同一の利用者が複数のアカウントを用いて同じ選択肢を選び続ける場合、そのパターンが統計的に異常として検出されやすくなります。一方、自由記述形式では、回答内容が多様化するため、一見しただけでは同一人物による操作を見抜くのが困難になります。
次に、生成系AIの進化により、自由記述形式のアンケート回答を容易に生成することができる点を考慮する必要があります。例えば、GPT-4のような高度な生成系AIは、同一テーマに対して多様で自然な文章を作成する能力を持っています。このため、一人の利用者が複数のアカウントを使い、生成系AIを用いて自由記述形式の回答を大量に作成することが可能です。これにより、アンケート結果を意図的に操作することが、より巧妙かつ検出困難になります。
さらに、自由記述形式では回答の内容が自由であるため、異なる表現や文体を用いたとしても、根本的な意図や内容は同じである場合が多いです。生成系AIはこれを踏まえ、異なる表現を駆使しても一貫したテーマや意図を持たせることができます。結果として、一見異なる回答が多く集まっても、それらが同一の操作意図に基づくものである可能性が高まり、データの信頼性が損なわれるリスクが高くなります。
また、自由記述形式のアンケートでは、回答内容を分析する際に自然言語処理(NLP)技術を用いることが一般的ですが、これも不正行為の検出を困難にする要因となります。NLP技術は大量のデータを処理し、共通点やパターンを見つけ出すことに優れていますが、生成系AIが生成した多様な表現を前にすると、その有効性は限定的です。生成系AIが作成した回答は、高度に多様で一貫性のあるものとなるため、NLP技術で検出するのは難しくなります。
これらの理由から、自由記述形式のアンケートが複数アカウント対策として有効であるとは言えません。むしろ、生成系AIの利用により、自由記述形式は不正行為の温床となる可能性が高まります。そのため、複数アカウントによる不正行為を防ぐためには、選択肢形式のアンケートの利用を基本としつつ、異常なパターンの検出や利用者認証の強化など、他の対策も併用することが望ましいと考えます。
最終的には、アンケートの設計と運用において、複数アカウント対策を包括的に講じる必要があります。選択肢形式と自由記述形式の双方を適切に組み合わせることで、不正行為の検出と防止に努めることが重要です。
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